2023年の夏は「猛暑」が予想されています。すでに30℃を超える日が続いており、熱中症情報も頻繁にメディアに流れています。毎年報告される「熱中症」の症例ですが、今年は特にニュースなどで取り上げられている頻度が高く、これからも続くと予想されます。日頃から「水分」を摂っているから大丈夫と考えている、そこの「あ・な・た!」もご注意です。熱中症は「症状」が出る前の対策は必須です。熱中症の症状は軽度なものから重篤なものまで様々ですが、最悪の場合は命を落とします。日々のケアを忘れないようにしましょう。熱中症とは?熱中症とは、体温調整機能が暑さによって働かなくなり、体温が危険な温度まで上昇している状態です。もし、高温の体温が続いてしまうと、最終的には命に関わります。「オーバーヒート」している状態です。一昔前ならば、時々路肩でオーバーヒートして停まっている車を見たことがあるでしょう。今なら、高温の場所にスマートフォンを一定時間置いておくことで機材が熱くなりすぎて、電話が使えなくなる事があります。人間の身体も同じです。身体が熱くなりすぎると、壊れます・・・身体は「発汗」つまり「汗」をかくことで体温を下げます。しかし、高温が続くことで、汗による冷却が追いつかない場合や、湿度が高く汗による冷却機能がうまく働かないと、熱中症症状が起こります。熱中症を考えると「汗」が身体の機能としては一番重要となります。そして「汗」に関わる対策は「適切な水分補給」です。この「適切な水分補給」には、ただ水分を摂ることだけでなく、この記事のタイトルにあるように「マグネシウム」を始めとする「ミネラル」を同時に摂取することが必要不可欠です。なぜなら、発汗すると水分だけでなく、電解質(ミネラル)も排出され失われるからです。こんな症状を感じたら要注意頭痛めまい吐き気 / 嘔吐ドキドキ(早い心拍数)汗が出ない肌が乾燥して赤いこの様な症状が認められたら、即座に処置を始めましょう。水分補給(可能であれば、経口補水液などによる水分摂取)、涼しい場所での休息は必ず行いましょう。気分が優れない場合は、すぐに医療機関に連絡しましょう。下記の様な症状(熱中症に関わらず)の場合は、緊急です。救急車を呼ぶ必要があります。意識の混乱(朦朧としている状態)昏睡痙攣 など熱中症予防の方法一般的には、日々の生活の中での予防行為が大切となります。水分と電解質(マグネシウム、ナトリウム、カリウムなど)の補給特に猛暑日の外出時、激しい運動の前後には注意が必要です。適度な休息:肉体労働を含む身体活動を行っている際は、無理をせずにこまめに休んで体温を下げる時間を作ることが大切です。日陰での休憩:休む際は、体温を下げるために直射日光下は避けて、涼しい場所(冷房の効いた場所)が望ましいです。気温に適した服装:通気性の良い服装、汗が乾きやすい服装を選びましょう。また、帽子や日傘の使用も直射日光をさけることに有効です。日中の高温時の外出を避ける:日中(特に午後の早い時間)の温度が高くなる時間帯は室内で過ごすことが推奨されています。アルコールの摂取を避ける:アルコールは脱水を引き起こします。暑い日の摂取には気をつけましょう。ただし、暑い日の仕事終わりのキンキンに冷えた生ビール・・・筆者は避けることが出来ないでしょう・・・ここまでは、まずはいつでも誰でも夏場には心がけてほしい対策方法です。しかし、最初に述べたようにこの中でも特に重要になるのは、身体が暑い天候に正常に機能することです。そのためには環境の整備以上に、身体の状態、水分バランスと血中濃度のバランスを調整することが重要です。熱中症と血中濃度繰り返しになりますが、熱中症は体内の水分と電解質(ミネラル)のバランスが非常に大事になります。血液と体内の水分のバランスは常にある一定の濃度に保たれています。この濃度が一定であることが細胞内の水分バランスに繋がります。汗をたくさんかけば身体の水分が減るので、血液は濃くなります。イメージで言うとドロッとした状態です。水分を摂取することで、体内に水分が戻り血液も通常の状態に戻ります。イメージで言うとサラッとした状態です。しかし・・・汗をかくとマグネシウムを始めとするミネラル物質も身体から放出されます。汗がしょっぱい、汗染みが塩っぽいのは、その中のナトリウム(塩)が放出されているためです。このマグネシウムを始めとするミネラルが、血液を一定の濃度に保っています。これが血中濃度です。汗をかくことで、水分とミネラルが身体から放出されます。もし水分だけを摂取すると、「水分量」は元に戻りますが、血液の濃度が薄まってしまいます。血中濃度が下がってしまいます。健康な身体の維持には水分量より血中濃度を一定に保つことが優先されるので、薄まった血中濃度を戻そうとします。つまり薄まってしまった体液(血液)を元の濃度に戻すために、濃度が一定に戻るまで水分を身体から放出します。熱中症や脱水の際に汗が止まらなくなるのは、この現象のためです。大塚製薬HPよりこのように、多量の汗をかいた際に水分のみの摂取がすすんでしまうと、血中濃度のバランスが崩れ、身体は更に汗をかいてだっすいに向かいます。熱中症とマグネシウムの働き汗や脱水症状には塩分が必要と思うことが一般的かもしれませんが、ミネラルのなかでマグネシウムは熱中症に非常に大きな役割を担っています。こむら返りの記事でも、マグネシウムが非常に重要な事を書きましたが、熱中症予防にも非常に重要です。“ドクターマグネシウム”こと医学博士の横田邦信先生は以下のように述べています。熱中症の予防として、水分をこまめにとるだけでは不十分です。ストレスフルで体の負担も大きい夏場は、汗などから必須・主要ミネラルであるマグネシウムが大量に流出することで、熱中症や夏バテ、睡眠障害などさまざまな不調を引き起こすからです。マグネシウムは体内で合成できないため、食事でとる必要があります。大麦や雑穀など昔ながらの日本食にはマグネシウムを多く含む食材が豊富なのですが、あまり食べられなくなったことに加え、ミネラルが豊富な粗塩から精製塩が主流になったことで、いまやほとんどの人が慢性的にマグネシウム不足です。厚生労働省による推奨量は、50歳以上の女性で290mg/日ですが、実際には1日当たり、推奨量に対する不足量は平均約80mgほどであると考えられます。また、一つの製品からではなく、沢山の食材から豊富なマグネシウムを摂ることが望ましいと述べています。『そばのひ孫と孫は優しい子かい? 納得!!』「そばのひ孫と孫は優しい子かい? 納得!!」これは、上記の横田先生が考えた、マグネシウムを摂取できる食材がすぐわかる合言葉です。下記のように覚えます。まあ、ちょっと長い合言葉ですが・・・【そ】ば【ば】なな【の】り【ひ】じき【ま】め【ご】こく【と】うふ【ま】っちゃ【ご】ま【わ】かめ【や】さい【さ】かな【し】いたけ【い】ちじく【こ】んぶ【か】き【い】も【な】っとう【と】うもろこし【く】るみこのような食材を工夫して食べることを意識してみましょう。【筆者の経験談コーナー】筆者は、朝よくバナナを食べます。納豆やわかめの酢の物にはごまを加えます。そんな毎日できる事を少しずつ行うのが良いと思います。また、筆者は時々ハードな運動(ブラジリアン柔術)を日々行っています…(趣味ですが・・・)脱水や熱中症対策として、ミネラルの摂取には十分気をつけています。真夏のかなり暑い日に、練習の前後で体重を測ったことがあります。練習前:74.5kg練習中:2Lの水を飲む練習後:73kg練習は2時間弱でしたので、体重はほぼ水分量の変化で変わったと思われます。2Lの水(2kg)飲んで、1.5kg体重が減ったということは、3.5Lの水分が出たということです。すごい量です。水たまりが出来ます・・・しかし、練習の前後でミネラルサプリメントで補ったため、まったく問題なく過ごせました。多量の汗をかいても身体が元気でいられるのは、食品からのミネラル摂取に加えて、良質なミネラルサプリメントによる補助があるからと考えています。筆者自身は「ミネラルエンザイム」を愛用しています。ミネラルエンザイムのススメもしサプリメントの使用を検討しているなら、まんべんなく沢山のミネラルが含まれているサプリメントをおすすめします。先程の食べ物の例と同じです。様々な食物からまんべんなく沢山のミネラルを摂取する事が「適切な食事です」。栄養補助食品としてのサプリメントもその食事の様なサポートを行えることが最善です。一つのミネラルに特化してしまうと逆効果の場合もある?【マグネシウム】マグネシウムだけを過剰に摂ることは稀と言われていますが、取りすぎは以下の様な症状を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。下痢、軟便、腹痛、吐き気、嘔吐、食欲不振、めまい、ふらつき、低血圧、不整脈、呼吸障害、意識障害。【カルシウム】カルシウムは、骨や歯を作るミネラルですので、意識して摂取する方も多いです。カルシウムの過剰によっても、高カルシウム血症、高カルシウム尿症、軟組織の石灰化、泌尿器系結石、前立腺がん、鉄や亜鉛の吸収障害、便秘などの様々な健康障害が起こります。また、亜鉛や鉄などの他のミネラルの吸収も妨げられます。日本人の通常の食品からの摂取では耐容上限量を超えることはまれと思われますが、カルシウム強化食品やサプリメントを使用する場合にとりすぎに注意が必要です。- 公益財団法人 長寿科学振興財団ミネラルエンザイムは食品と考えるミネラルエンザイムをおすすめする理由は大きく2つあります。①100%自然由来成分で出来ているつまり「食事」と同じ感覚で摂取できます!すべての成分が自然由来で出来ているため、安心してお召し上がりいただけます。ミネラル:海水由来の自然のままバランスのとれたミネラル発酵酵素:無農薬玄米を酵母菌と乳酸菌で2度発酵させて作った酵素サンゴカルシウム:沖縄地方の海水汚染がない海域で取れたサンゴ②バランスの取れたミネラル78種類の自然由来のイオン化ミネラルを含有。食事を食べるように、まんべんなく沢山のミネラルを摂取できます。またイオン化のため、体内にほぼ100%吸収されます。また同時に、すべての「必須アミノ酸」を含むアミノ酸19種類(アスパラギン酸以外)を摂取することが出来ます。ミネラルエンザイムの詳細に関しては以下の記事を参照ください。「ミネラルエンザイムが他のミネラルサプリメントと違う理由」