2頭いれば寂しくない。そう思って2頭目をお迎えする飼い主さんも多いと思います。筆者も実際に多頭飼いをしていましたが、多頭飼いによるメリットは多くあると思います。しかし実際には先住犬、猫と喧嘩をしたり、先住犬、猫の体調がおかしくなったり、多頭飼いを始めてトラブルになることもあります。本記事では2頭目をお迎えした途端、元気がなくなり嘔吐症状が出てしまったチワワちゃんのイメディス検査と治療の結果についてお伝えします。本記事監修 IMCベテリナリー獣医師福本剛也嘔吐症状の原因消化器の状態と寄生虫、ウイルス、細菌感染、アレルギーの検査表情や歩き方、骨格などの触診をしたり話しかけたりして観察。怖がっていたり、ナーバスになっていないか、心因性の要素がないかもチェックし、イメディス機器で7ヶ所の検査を行いました。膵臓胃脳視床下部脳下垂体甲状腺副甲状腺心臓膵臓:エンテロウイルスにより膵炎となり嘔吐症状を起こし、また感染性糖尿病となりインスリンが不足している可能性がある。胃:エンテロウイルスの他グルテン、小麦粉、ライ麦アレルギーに陽性反応あり。これにより胃の粘膜が炎症し、嘔吐を起こした可能性がある。脳視床下部:トキソプラズマにより甲状腺刺激ホルモン(TRH)が不足している可能性がある。脳下垂体:視床下部からの影響により甲状腺刺激ホルモン(TSH)が不足している可能性がある。甲状腺:下垂体からの影響、ビルハルツ住血吸虫、電磁波レベル4/4。(TSH)が不足。甲状腺から分泌される、サイロキシン(T4)トリヨードサイロシン(T3)が不足し甲状腺機能低下症となっている可能性がある。副甲状腺:電磁波の影響によりパラソルモンが不足し低CA血症となり副昨日低下症の可能性と食欲の可能性あり。心臓:甲状腺からの影響により脈が遅くなっている可能性あり。エンテロウイルスの感染が膵臓にみられたことにより、十二指腸粘膜が保護できず機能が正常に働かない可能性がありました。感染により膵臓をはじめ、十二指腸、胃の粘膜が炎症し、そこへアレルギーの元となる食物が入ったことにより、炎症が増し嘔吐症状が起きたのではないかと思われます。バッチフラワーで犬の性格チェックをした結果イメディスの検査項目は約7万項目ある(実際は5万強)と言われますが、メディカル検査とノンメディカルの項目と大きくわけて2つあります。上記で検査した内容は医療行為ですから、獣医師でないと使用してはいけない項目ですが、性格診断や、ストレスチェック、チャクラやヒーリングなどノンメディカルの項目も沢山あり、その中のバッチフラワーを今回は使用しました。あまり検査では行わないのですが、今回はチワワちゃんのおかれている環境に変化が生じ、新たに二頭目を迎えられた点チワワちゃんを観察した点を踏まえ、自分のこともうちょっと前みたいにかまって欲しいと若干の寂しさを感じているのではないかと思い、バッチフラワー検査も取り入れました。本来人間に使用する項目なのですが、犬は本能がありますので、バッチフラワーの中でも本能について結果がでた場合はアドバイスとしてお伝えしています。医師からのアドバイス検査結果とバッチフラワーの結果を踏まえ、消化器のエンテロウイルス、視床下部のトキソプラズマをシャーリックにて治療をすすめました。シャーリックとは?また与えているフードとおやつに関しては、アレルギー反応のあったものを極力避けてもらうようにお願いしました。電磁波の解毒はリラックス効果の期待できるシャーリックにて治療をすすめました。バッチフラワーの結果を飼い主さんにお伝えし、先住犬が興味を示したおもちゃや、散歩の時に匂いを嗅いだものに対し「なんだろうね~?」「どうしたの?」と声をかけてあげるように提案をしました。治療結果治療開始から1週間後嘔吐症状が治りました。3か月間シャーリックを服用、その後の再診でエンテロウイルスが消失、膵臓の機能は改善されました。アレルギー反応7レベルから2レベルに低下。トキソプラズマが消失し視床ストレスがマイナスになりました。電磁波の影響レベルが下がり甲状腺機能が改善されました。甲状腺機能が改善されたことにより心臓の動きも改善されました。妹のチワワに遠慮しがちだったが自己主張ができるようになり元気になった。まとめ今回のチワワちゃんの場合は嘔吐症状がみられ、その原因は感染症であることがイメディスの検査でわかりましたが、その感染症の原因となったものは、住環境の変化によるストレスでした。また住環境の変化によって生じたストレスを解消するためのアドバイス、病気の治療まで総合的にサポートできるのがイメディスによる検査です。イメディスでは愛犬愛猫の毛髪による総合的な検査を受け付けています。動物病院で原因不明と診断された治らない皮膚疾患がある住環境が変わったフードやおやつの適合検査やアレルギー検査を行いたいなどセカンドオピニオンのようなかたちでぜひ活用してください。これから飼う人、迎えたばかりの人へ例えば、これまでお母さんと一緒にいて、お乳をもらったり、ペロペロ舐めてグルーミングしてもらったりしていた幼いワンチャンネコちゃんが新たなお家に行くのはそのこにとって大きな変化を経験することになります。お母さんや、家族の元から離れてきたワンチャンネコちゃんを検査すると、ショックやホームシックの周波数が引っかかるケースは多くございます。それで、あらたにワンチャンネコちゃんをお迎えするときは、優しく声をかけてあげたり、なでなでしてスキンシップをしながら抱っこしてあげるよう心がけると良いと思います。それはストレスに起因する病気の発症を防ぐためにも大切なことです。そうなると、新たに迎えたワンチャンネコちゃんにご家族の関心が向きがちですが、先にお家にいる先輩ワンチャンネコちゃんのケアも大切です。お姉ちゃんお兄ちゃんワンチャンネコちゃんが下痢や嘔吐をする場合、深層心理をチェックすると、それらの症状が不安を感じリラックスできないことに起因するケースもございます。新たに迎える仔にも先におうちにいる仔にもあたたかい声かけや、優しくスキンシップすることなど心がけましょう。