本記事は17歳の高齢猫ちゃんのIMCベテリナリーでイメディス検査と周波数治療により体調が快復した症例記事です。膵炎と聞くと急激な痛みが襲ってくるイメージがあると思います。人間の場合膵炎にかかると黄疸、発熱などを起こす病気です。腹痛と嘔吐が襲ってくるので症状がわかりやすいと思います。また犬も同様に症状が体調の異変に現れやすい傾向にあります。ところが猫の膵炎は症状が出にくい病気で、膵炎にかかったかどうか判断するのが難しいため飼い主さまが疾患に気づきづらい病気の1つです。今回はイメディス検査によって膵炎や他の病気を発見し改善された症例になります。高齢の猫に負担がない検査を選択飼い主さまは動物病院への通院、採血、血液検査、点滴や様々な検査が高齢の猫のカラダに負担がかかると思い、苦痛や負担のない検査や治療はないだろうかと探していたところイメディスアニマルを知り検査にいらっしゃいました。イメディス検査とはイメディスアニマルのペット検査「わんにゃんドック」は通院不要です。毛髪やフード等を郵送していただくだけで人間と同じように検査をおこなえます。食欲減退は膵炎の可能性が高い元気がなく、食欲減退、いつもは鳴いて返事もしてくれるが、鳴く元気もないような状況とのことで検査をご依頼いただきました。猫の膵炎は慢性肝炎の場合が比較的多く、兆候として食欲不振や元気がなくなるなどいつもと違う様子が伺えます。そのため飼い主さまが異変に気づくのが遅く、診察し発覚することも多い病気のひとつです。食欲減退は水分不足による脱水症状もおこしやすいので注意が必要です。膵炎の急性と慢性の違い急性膵炎の場合は、対応が遅れると多臓器不全を起こして致命的になる可能性があります。ただし早期に適切な治療を行えば回復しますので異変を感じたらすぐに病院に相談をしましょう。強い炎症が起きるため気づきやすいと思います。慢性膵炎は上記のように自覚症状を伴わずに進行していくため、日常生活で異変を感じたら病院に相談しましょう。急性と違い、徐々に機能を失っていき最終的には元に戻らなくなってしまいます。合併症や他の臓器にも負担がかかりますので早めの検査が重要です。またどちらも、膵炎にかかってしまう原因ははっきりと解明されておらず、膵酵素の不適切な活性化により膵臓組織に炎症が引き起こされた際に起こると考えられます。また糖尿病との相互関係もあるといわれており、糖尿病の猫が膵炎を併発することもあります。膵炎の検査はカラダの負担が大きい?確定診断には病理組織検査が必要になりますからカラダへの負担が高いため、総合的な判断をするために、膵炎が疑われる場合、一般診療では血液検査、エコー検査、尿検査などをおこなう必要があります。それでも高齢の猫のカラダには多少なりとも負担はかかっているかもしれません。食欲減退の原因は感染症が原因?イメディス検査ではまず食欲減退になる原因を探ることから始まります。今回の場合飼い主さまより食欲減退、元気がないという症状があることを伺っていましたので膵臓から検査をすすめます。検査の結果、エンテロウイルスに陽性反応、吐き気の項目に陽性反応がありました。膵臓がエンテロウイルス感染し吐き気が起きているようでした。心筋炎と腎盂炎も陽性反応がでましたまた高齢のため、他の臓器もひと通り検査をしました。心臓にボレリアの陽性反応、溶連菌の陽性反応も出ました。ボレリアはライム病と言われる、マダニによって媒介されるボレリア菌が引き起こす病気のことです。元気消失や食欲不振が見られることがあります。心臓がボレリア菌と溶連菌に感染し、心筋炎を起こしているようでした。腎臓、腎盂も溶連菌が陽性反応でした。溶連菌の感染により、腎盂、腎炎を起こしているようでした。人獣共通感染のトキソプラズマとは?神経症状を発症する原因となるトキソプラズマに感染していないか検査しました。トキソプラズマは抵抗力、体力低下、免疫力が低下していると脳炎を引き起こす原因となります。トキソプラズマは人獣共通の感染症です。感染経路は糞便に含まれる卵や感染した動物の筋肉にいる虫を摂取した場合です。完全に室内飼育でも感染する?猫にヒト用の生肉や殺菌のしていないミルクなどを与えることで感染リスクが高まります。また他の猫と接触をしたり、新しい猫を飼育したり、飼い主さまが外で野良猫と接触することで感染しますので注意が必要です。猫特有の感染症であるFEV(猫エイズ)FeLV(猫白血病)は共に陰性でした。また高齢ですから念のため腫瘍も検査しましたが、陰性でした。その他食欲減退、腹痛を起こす可能性がある寄生虫検査をしたところ、広節列頭条虫感染症も陽性反応がでました。周波数治療をおこないました栄養不足や脱水症状、長期的に食事がとれなくなることで肝リピドーシスや消化管粘膜の萎縮が起こる可能性もあります。そのため食欲の回復をなにより早くしたかったので、エンテロウイルスの駆除を最優先でおこないたく、シャーリック(レメディ)だけではなく、周波数治療器イメディスエキスパートを使用しました。周波数治療器IMEDIS EXPERT-TとはIMCクリニック、IMCベテリナリーや整体サロンで使用するイメディスの治療器です。周波数でからだを整え、病気の改善を目的とした治療器になります。イメディス検査が的確に行える医師やイメディス認定サロンの資格を有したサロンでないと十分に扱えない機器です。例えば、エンテロウイルス(マダニ)の駆除を目的とした場合、エンテロウイルスの検査項目は約30種類ありますし、流行や変異もあるのでどの項目が有効的なのか判断するには医師および獣医師の経験がとても重要です。イメディスの周波数治療器についてはまた後日お伝えできる機会があればさせていただきたいと思います。治療の効果は翌日にでました今回は周波数治療が良く効いたようです。翌日にはお水を自ら飲み始め、フードも食べれるようになりました。そのおかげで足腰にも力が入るようになり、2階まで階段を上がってきてお気に入りの場所で日向ぼっこができる様になったようです。もちろん名前を呼ぶとちゃんとお返事もできる状態になったようです。引き続き検査と治療を続けていきたいと思います。膵炎に特効薬はありません猫の膵炎を直接治す特効薬が今現在ありません。一般的には痛みを緩和させたり、吐き気などの消化器官の治療など、対症療法が主な治療方法になると思います。また、入院によるストレスも出てくるかもしれませんので獣医師とよく相談をしてみるとよいかもしれません。イメディスの場合、感染症の原因になる最近、ウイルス、カビなどを駆除するためのサプリメントを処方します。膵炎の場合、一般診療では血流の改善が最も重要とされていますので、心臓のサポートに役立つサプリメントがおすすめです。飼い主さまの声「イメディスのおかげで元気になってきています。階段も上がれるようになりました。痛い検査をさせずに、そして苦手な動物病院にも連れて行かずに済んだので良かったです。」獣医師よりコメント高齢になると食欲が落ちたり元気がなくなったりすると老衰のせい。と思いがちですが、よく診てみると、感染が原因のケースもあります。高齢に限らず、どの年齢でも起きる事ですが、食欲が落ちる場合、膵臓に感染がある事もあります。毎日のお食事を食べる様子など観察していつもより食いつきが悪いな?今日はお食事残しているな?など気付く事があれば何らかの不調のサインかもしれません。早めに気づいてあげて早く治療をすることにより健やかに毎日を送れる様にしてあげたいですね。まとめ慢性的な膵炎は、処置が遅れると生命の危険に晒される怖い病気です。飼い主さまは日頃から様子に変化がないか観察し、食欲不振や体重の減少など少しの異変にも気づいてあげることが大事です。また、免疫力の低下は様々な病気を引き起こす原因になりますので、快適にストレスのない住環境を整えてあげることも健康管理の1つです。猫ちゃんの住環境が快適かどうかチェックしてみましょう。検査については大事なペットが高齢であったり、動物病院に通うことが物理的に困難であったり、苦手で通院しづらい場合は、来院不要のイメディス検査をおすすめ致します。詳しくは当社HP、オンラインショップにてご覧ください。相談は公式LINEからお気軽にイメディスジャパンでは、公式LINEより犬猫の検査やサプリメントの購入前の事前相談、クリニックや整体サロンについてご質問を受け付けております。お気軽にご利用ください。イメディス公式LINE監修獣医師IMCベテリナリー 福本剛也2005 動物病院開業。診察、手術に携わり動物病院のない離島への往診も行う。2014 イメディスと出会い病気の原因究明ができることに感銘を受ける。2019 愛猫が亡くなった事をきっかけにイメディスでの病気の原因の追求、研究を始める。2022 イメディスを導入したIMCベテリナリー開業。ライター株式会社イメディスジャパンアニマル部門本国イメディスから認定された国内唯一のイメディス機器正規代理店です。提携クリニック IMCクリニックとIMCベテリナリーはイメディス機器を扱う唯一のクリニックです。イメディスを使った上記2つのクリニック以外でイメディス機器を用いた医療行為にはくれぐれもご注意ください。